口腔感染症により、口腔内の毛細血管を経て全身にウイルス感染を引き起こした患者 において、歯周治療、オーラルケア、補綴的治療を施術することにより、治療費用は もとより、治療日数、投薬が削減されている。日本医師会の広告には日常的口腔ケア の促進を促しているが、歯科界においても、口腔と全身の健康のつながりを広告すべ きと考える。歯科技工においても、咬合性外傷や、歯周病を考慮された補綴物の製作 が必要となる。医科歯科社会連携の時代の幕開けが近いことを感じた。今後、歯科技 工士も口腔内だけではなく全身治療に視野を広げる必要性があると思う。